飼主も愛犬もベジタリアンで生きる選択肢

犬と暮らすようになって動物の命の尊さを知りベジタリアンまたはヴィーガンになった飼主さんを私はたくさん知ってます。

 

ベジタリアンやヴィーガンになる人のモチベーションは、自分の健康、地球環境の保護、動物愛護この3つのどれかかに必ず当てはまると言われてますが、日本ではほとんどが自分の健康か動物愛護でしょう。

 

地球環境保護のモチベーションはEU諸国の人がかなり強いですが、エコロジーのためだけにベジタリアンやヴィーガンになった人に私が出会ったことがないだけかもしれませんが。

 

愛犬と暮らしたことがきっかけでベジタリアン(哺乳類、鳥類の肉を食べない、魚は食べる)またはヴィーガン(動物の肉類は一切食べない)の生活をはじめても、愛犬にはお肉が原料になったドッグフードを食べさせてる人がほとんどで、そこに矛盾や悩みを抱えてる人もたくさんいます。

 

今回は、ベジタリアンの飼主さん、犬用のベジタリアンフードを食べさせることについてまとめました。

ベジタリアンの食事で長寿のギネス記録になった犬

イギリスで25歳まで生きたコリー犬としてギネス記録にもなったブランデルという犬の話は本になってるほどですが、ブランデルは完全なヴィーガンの食生活で、たんぱく質は豆類など植物性のたんぱく質だけで、後はハーブなどの食物のみだったと言います。

 

動物性たんぱく質を食べなかったのがなぜギネス記録になるくらい長生きできたのか、
肉類のアレルギーなのか栄養バランスなのかまだわかっていませんが、そうはいってもはっきりいって手作りでヴィーガンフードを作り続けるのは飼主さんにとってもかなりの負担だし、一歩間違えれば栄養バランスが崩れて愛犬が平均寿命より短くなってしまうことだって考えられます。

 

EUで注目されてる昆虫食

そこで今EU諸国で注目を集めてるのが動物性たんぱく質に虫の幼虫を使ったドッグフード。

 

虫の幼虫は他の肉と比べて同じ量で高タンパク質でしかも消化に優れてるという研究結果も出ていて人間用にも注目されてます。

 

EUで人気なのはコオロギですが、動物用の食用昆虫はミールワームやフェニックスワームと呼ばれるアメリカミズアブの幼虫。

 

特にフェニックスワームはアミノ酸とカルシウムが豊富で、リンとカルシウムのバランスも優れていてカルシウムの吸収を助ける食べ物です。

 

一応いっておきますが、フェニックスワームはうじ虫。

 

ハエではなくアブの幼虫で、繁殖力が高く場合によっては人害にもなりますが、フェニックスワームの繁殖力と栄養素に目を付けた企業が人工飼育、加工して食用昆虫として今注目されてます。

 

もともとフェニックスワームは爬虫類系の動物の餌として愛用されてきましたが、ドッグフードの原料としてイギリスをはじめEU諸国ではかなり注目されてます。

 

 

EU諸国でフェニックスワームを原料にしたドッグフードが人気があって注目を集めてる理由は、動物愛護の精神だけじゃなくエコロジーの視点でも。

 

特に地球環境保護で活発なEU諸国では、農薬もホルモン剤も不要な昆虫食、飼育で必要な餌も飼育の際に発生する二酸化炭素もほとんどないという理由でも昆虫食が注目されてます。

 

どこまでがベジタリアンフードなのか?

もちろん、動物愛護の観点だとうじ虫とはいえ生き物には変わりないでしょ?という人もいますが、ここは自分のバランスとしか言いようがありません。

 

牛や豚をはじめとした哺乳類が感情豊かで人に良く懐く、
鳥類、嫌われ者のカラスも本当はかなり頭がよくて人とのコミュニケーションは出来るし、
魚だって飼育していると人に懐く(餌を求めてるだけの姿だけじゃなく)動物ってことを知ってる人は多いですよね。

 

でも、人に懐く昆虫、人とコミュニケーションする昆虫は見たことも聞いたこともないっていう感覚なのか、命は全て同じという感覚なのかは答えはありません。